さとぅーの寝言

睡眠が大好きだけど大嫌いな駆け出しさんすうマンです。

休学します

突然ですが,今年の4月から1年間休学することにしました.(まだ確定ではありませんが,今月中に休学が認められる見通しです.)

急な報告になってしまってごめんなさい!

これだけ聞くと僕が病んでしまったんじゃないかと心配する人もいるかもしれませんが,僕は至って元気なので大丈夫です!でも全然説得力ないな!

端的に理由を言うと,今後の進路を見つめ直す時間と,ゆっくり勉強をしたりする時間が欲しくなったからって感じですが,そこら辺の話をあとの方でもっと詳しくしようと思います.

でもぶっちゃけ言うと,色々と自分の思う通りにいかなくて,少しだけ疲れてしまったところもあるんですよね.


とはいえ,本当に僕はいつも通りなんで!いつも通り僕に接してくださいね!

休学の話をずーっと多くの人に隠してしまったのも,周りから変な心配されるんが怖くて話せなかったのもあるんですよ.

一人で抱えこむのほんとよくないわ.

それでも,数人には相談させてもらって,色々ためになったり勇気もらったりしたので,本当に感謝です.


とまぁ,ぐだぐだと書き連ねていくのもあれなので,僕がなんで休学しようと思ったのか,決心するまでの葛藤とかを,気持ちの整理も兼ねてまとめてみようかなって感じです.

何も知らない人からすると,「突然なんで休学するん?」って感じでしょうし.

参考になるかはわかりませんが,僕と同じ悩みを持っている人にも読んでもらえたら嬉しいなぁと思ってます.


休学を決断するまでの経緯

僕は現在修士1年をちょうど終えたばかりで,今年の4月から修士2年になります.

そして修士課程を終えたあと,僕は海外の大学院に進学して博士号の取得を目指したいなと考えていました.

そう思い立ったのはいつだったか少し忘れましたが,確か学部4年の後半くらいでしたかね.

というわけなので,それに向けて修士1年の間に数学の勉強はもちろん,英語の勉強も頑張って海外の大学院に進学できるだけの力をつけようと意気込んでたわけです.

英語の勉強は大学に編入した3年から英会話サークルに入ったりして頑張ってはいましたが,修士1年になる段階で海外に進学するだけの英語力(例えば,TOEFLでスコア100,IELTSでスコア7以上をとるだけの実力)がなかったんですよね.

ところがどっこい,大学院生活が始まってみると,僕の思っていた以上に授業の課題やらゼミの準備やらが忙しくて,自分のやりたいことがあまりできなかったんですよね.

ある程度忙しいのは覚悟していたんですけど,それにしても想像以上の忙しさで,なおかつ焦りも多少なりあって,精神的に少し参ってしまいました.

そして,僕はこう思うようになってしまいました.

「このまま中途半端な状態で修士2年に上がってしまうと,本当にパンクしてしまうんじゃないか.」

数学,英語の勉強は中途半端,研究も具体的に何をやりたいかなかなか決まらない,そのせいでどこの研究室に行くかも決まらない.

そういう思いを徐々に募らせていき,精神的に疲れてきた中で,昨年7月に休学の相談を指導教官,奨学金を頂いている財団の事務の方,そして両親に持ちかけました.

正直言うと,僕はこの段階で休学をする決心ができると思っていました.

しかし,放任主義(?)の指導教官が休学を否定こそしなかったものの,それが本当に僕のためになるのかという心配を予想以上にしていただき,この段階では保留という形になった気がします.

というのも,休学したい理由とか,休学の間何がしたいのかという見通しがあまりにも曖昧だったのです.

これから夏休みも始まるということで,休んでいるうちに僕の考えが変わるかもしれないし,また夏休みが明けてから考え直そうと思いました.


という感じで,夏休みの間は合宿型の研究集会に行ってみたり,そして9月にはアイルランドに語学留学(別記事へ飛びます)しに行ったりして夏休みを謳歌していたわけです.

そして夏休み明け,思う存分リフレッシュはできたんですけど,それでもやっぱり休学したいという思いはなかなか消えず,もう一度指導教官に(研究の相談ついでに)その思いを伝えました.

そこで,修論発表を後期末じゃなくて前期末にもできるということを教えてもらい,「半年間だけ休学」という選択肢がでてきたのです.

今度こそ休学を決断できると思っていたのですが,新たな選択肢が浮上したことでまたまた決断を保留.

まぁこの時点で「休学しない」という選択肢はほぼほぼなくなってはいましたが.

正直,僕は休学に対するネガティブなイメージがあまりなかったので,すぐに休学を決断できると思ったのですが,いざその時になるとなかなか難しいものですね.


後期の間は,ずーっと休学のことで頭がいっぱいでしたね…笑

その間,最後に僕の背中を押して欲しいってのもあり,何人かの人には相談をさせてもらいました.

休学経験者とか,僕と同じく博士号取得を目指している友達・先輩方とかとか…本当に感謝です.

勘違いして欲しくないんで言いますが,多くの人にこのことを相談しなかったのはその人たちを信頼していなかったわけではなく,冒頭でも言ったとおり単純に休学の話をすることで変な心配をされるのが嫌だっただけなんです.

心配しすぎって自覚はあるんですけどね.まぁ,僕はそういう人間なんで笑


そして,ようやく年明けに1年間の休学を決意し,休学届を2月に提出した次第です.

ちなみに,なぜ半年にしなかったかというと,もし修論発表を半年ずらしてかつ海外進学が決まっていた場合,卒業と入学の間にあるはずだった半年のバッファがなくなるからです.

それはそれで危険,というかそれならむしろ休学しないほうがいいまであるので,1年間にしました.

「今後の進路を見つめ直す」

これは正直,後付けに近い理由なんですけどね.

休学を考えているうちに,「僕は本当に海外に行ったほうが良いのか」という迷いが出てきまして.

研究分野によっては国内に残ったほうが良いって可能性も十分にありますからね.

なので,今後の進路についても,行きたい研究室を探しつつ改めて考え直してみようかなと思います.

とはいえ,やっぱり海外に行きたいという思いは強くて,そう簡単にこの思いは変わらないような気がします.

そこまで明確な理由がなくても,それが「海外に行かないほうが良い」という理由にはならないと個人的には思うので.

人生において,ノリと勢いって大事だと思いませんか?

休学中に何をするのか

これはよく聞かれた質問ですね.

指導教官に相談したときも,この点で一番心配されました.

普通,日本の大学で休学するとなると,ほとんどの人はどこか海外に行ったりする人が多いのかなと思いますが,僕は違います.

とりあえずは,僕のしたい勉強を自由にしようと思います.

その中で,失った自信を少しでも回復できたらいいな〜とも考えています.

というのも,修士になってから「自分は数学で分からないことがあまりにも多すぎる」と感じるようになってしまいました.

この点については僕だけじゃなく,もれなく全員の人が抱えている問題であることは重々承知はしています.

指導教官にもつっこまれましたしね笑

なので,僕がこの1年で自由に勉強をして「数学分かるようになった」とは絶対ならないだろうし,というかそうなるくらいなら僕は研究に不向きな人間だと思いますし.

でも,自信をいくぶんか失ってしまったのは事実なので,自由に勉強していく中で少しでも自信取り戻したいです.

大学に3年次編入して専門を数学に変えてからの3年間,なかなか自分の思う通りに勉強ができなくてずっともやもやしてましたから.


あとは,友達に相談する中で,せっかく休学するんやからこの間にしかできないようなことをできたらいいなとも思いました.

その一つが「自由に勉強する」なんですが,これ以外にも何か面白いことしたいな〜と.

正直今の段階ではあまり思いつかないのですが,とりあえずすぐ始められることとして,今まで時間をとるのがしんどくてサボってきた「ブログ・Qiitaの更新」を積極的にしたいと思います.

わいのQiita↓
qiita.com

自分の勉強したことをこういうところでアウトプットしたいな〜とずっと思ってなかなかできなかったので,これは絶対にしたいです.

勉強のモチベーションの一つにもなりますし.

英語の勉強日記みたいなのも近々始めたいなぁ〜とも思ってます.


…という感じで色々休学中にしたいことを書いてみましたけど,「何かせなあかん!」って思いつめてしまったら元も子もないので,とりあえず気楽に生きような笑

さいごに

ここまで読んでくださってありがとうございます.

指導教官,財団の事務の方々,そして両親の理解・助けがなければ休学に踏み切れてなかったので,本当に感謝してもしきれません.

そういった意味では,僕は本当にラッキーな環境のもとに生まれてきたなと思います.

もし一人暮らしとかしていたら,金銭面的な問題で休学を諦めていたかもしれませんし.

なので,休学を後押ししてくださった方々に,「休学してよかったです!」と言えるような過ごし方ができればなと,つくづく思います.


少し前のところでも言いましたが,僕は休学に対して(他人に迷惑をかけてしまうという面を除いては)何も後ろめたい気持ちはありません.

むしろ,もっとみんなもしんどくなったら休む,そこまでいかなくても環境を変えるくらいはしてもいいんじゃないかと思います.

休まずにずるずるいってしまう方が,余程時間の無駄だと思います.

ただ,目標もなく,ただダラダラするのは絶対に違いますからね!

1年間休むというのは長いと思う人がいるかもしれませんが,今後の5,60年間のための休みだと思うと安いもんですよね.

なので,みなさんも休みたくなったら,周りに反対されようとも自分を信じて休んだらいいと思います.

…休学前の自分が言っても説得力がないよな笑



言いたいことは他にもありますが,まぁこんなところでしょうか.

それでは,僕はこれから少し長めの春休みをいただくとします.